-
『観光記』/ 池田彩乃
¥1,500
喉の奥で言葉がぎゅっと詰まってしまう そういうこともあったのかもしれないけれど 著者の池田彩乃さんは どんなときも感じることを諦めず そして言葉に託してきたのだろう、と 「レポート」だというこの1冊の世界へ 潜れば潜るほど感じました 日々のあらゆる事象、心象に 向き合うすべてのかたへ 届いてほしい1冊です ------------------ 『観光記』 著者・発光:池田彩乃 ------------------
MORE -
『発光』/ 池田彩乃
¥1,000
それぞれの抱える傷や暗がりに そっと寄り添う言葉たち この世界にあるひかり 読み手にあるひかりを掬って そっとここだよとささやいている そんな気がする 言葉に触れる前と後 言葉を包むゆらめくひかりを撫でる 視点を変えればひかりの濃度の変わる それはまるでこの世界のようで きっとこの1冊は 生きていくためのお守り ----------- 『発光』 発光者:池田彩乃 -------------
MORE -
詩集『さよ(う)なら』/ 五十嵐ソフィー
¥2,200
白い柔らかい紙に包まれた 「さよなら」でも「さようなら」でもない 「さよ(う)なら」の言葉 心のどこかにある 煮え切らない別れが ひとつひとつの詩になって 言葉の中から音が聴こえそうだったり ふわっとその景色が浮かんでくる ような気がする 心にすっと耳を澄ませて 気持ちと言葉の重なりを味わう 1冊です♩ ----------------- 詩集『さよ(う)なら』 著者:五十嵐ソフィー 印刷・製本:藤原印刷株式会社 活版印刷:有限会社 日光堂 協力:松井希 -------------------
MORE -
『夜めくり』/ 久家美波(the vacant room)
¥1,800
千年以上前に生きたひとも 月を見て物思いに耽ったり お願い事をしたりしたのだという ちいさなこの作品を ぱらりとめくっていくと そんな月の名前と言葉が現れてくる 目の前の建物や雲に空が隠れてしまい 月の姿を感じられなくて すこし寂しくなる夜も 今日もひとつめくれば 言葉が心を包んでくれる 手のひらにころんと載せたり 机の上や壁に飾ってみたり どこにいても優しく見守ってくれる 不思議な安心感が愛おしい作品です
MORE -
『世界に放りこまれた』/ 安達茉莉子
¥1,430
SOLD OUT
ざらっとしたピンク色の表紙の中 空気を優しく包むような紙に 空色の言葉が踊る それらを目で辿るだけでは惜しくて ひとりでぽそっと声に出してみた ひとつひとつ音にしていく ひとつひとつ世界の中に溶けてゆく とてもうつくしいその重なりを ひとりで心に閉じ込めてみたり 誰かと共有したり ゆらゆらと触れたくなる1冊です ------------------- 『世界に放りこまれた』 著者:安達茉莉子 発行人:ignition gallery 発行所:twililight 印刷・製本:モリモト印刷 --------------------
MORE -
『ひとひらのくらし』/ さらさちさ
¥1,430
SOLD OUT
春から冬までの ひとりぐらしのこと 日記で綴られる目線と 詩として表現されている目線は 同じはずなのに ちょっと違う 著者の感じたことが こころの中を 深く深く潜っていった 過程を覗き見しているみたい ひとつひとつ 著者の手で編まれた本書は つくりも色も言葉も やさしくてうつくしい 1冊です* ------------- 『ひとひらのくらし』 著者:さらさちさ 印刷:株式会社イニュニック 製本:さらさちさ 初版発行日:2024年1月13日 ※かみつれ文庫にあるのは第二版です 仕様:112×183mm ----------------------
MORE -
『生きとし生けるあなたに』/ 真名井大介
¥2,480
SOLD OUT
きらきらとひかりを灯す文字に魅せられて、 あたたかな表紙をひとたび捲った先にあるのは、 ふわふわとした紙に包まれた言葉たち。 著者の言葉からは 裸足で土の上に立ち、 その汚れもあたたかさも 時間をかけて味わって受け入れている。 そんな印象を抱きました。 世界が悪意に満ちている気がして 息苦しくなったとき。 そっと側にあったはずの優しい何かに 気づかせてくれる1冊です。 ---------------------- 『生きとし生けるあなたに』 著者:真名井大介 装画:熊谷隼人 印刷:修美社 製本:エヌワホン・新日本製本 本文:72ページ -----------------------
MORE -
『舟』/ 池田彩乃
¥1,500
SOLD OUT
生成りの混じる白い表紙で 時には身を寄せるように 時には見守るくらいの距離感で 包まれた39篇の言葉たち 生を営むものの 叫び、吐露、つぶやき … どれにも形容しがたい 「 声 」が聴こえてきます ある時はただ言葉を見つめてみたり またべつの時は声に出してみたり 手に取ったあなたの好きな 付き合い方で 何度も何度も 身体と心いっぱいに 馴染ませたくなる1冊です* 会話をしているような 言葉と挿画のつくる 和音にもぜひ耳を傾けてみてください♩ ----------------- 『舟』 著者・発行:池田彩乃 挿画:根本万智 発売日:2019年11月10日 仕様:160mm×180mm 全88ページ --------------
MORE -
『植物園』さらさちさ・垂井真
¥1,210
「植物園に行った」というひとつの出来事から生まれた『植物園』。 そこにはふたりの、ひとつに見えそうだけれど、確かにふたつの物語がありました。 赤子の頬のようなふんわりとした紙でできたふたつの表紙に包まれているのは、 一方から読むと さらさちささんが詩で、 またもう一方から読むと 垂井真さんが短歌で、 それぞれ表現された、 「植物園に行ってきた」こと。 おふたりそれぞれの視点と表現を、 手製本で作られた、蛇腹状に広がる繊細な折本の造りと一緒に楽しむことができます。 そして、 だれかの視線、心の動き、震え、感じたものの一部を、言葉にし、形で残してくれ、届けてもらえるということは、 当たり前ではなく、とてもありがたいことなんだと、この本を手に取ってからしみじみと感じています。 同じように見えてしまう時もあるけれど、ひとりひとりが、それぞれに言葉には表せないところで違う心の動きを持っていること、そのそれぞれの動きがそのひとにしかないものであることが尊くてたまらなくなりました。 ひとりひとりが存在しているということにまで、手を合わせたくなってしまうほど。 この本と出逢ってから、何度「ありがとうございます」という言葉を口にしたのかわかりません。 きっと、これからも何度も『植物園』にそう伝えたくなると確信しています。 ------------------- 著者:垂井真 さらさちさ 表紙印刷:プリンパ 本文印刷・製本:さらさちさ 使用した紙 表紙:Mr.B ホワイト 見返し:タント 本文:新鳥の子 発行日:2023年10月31日 仕様:文庫本サイズ ---------------------------
MORE -
『一杯の水を注ぐ手紙』池田彩乃
¥800
SOLD OUT
小さな冊子を開くと、凛としたインクの香りが漂ってくる。 ページをめくる、そのめくり方で奏でる音が違うのが面白い。でもどれもがどこかで聴いたことのある、自然で、懐かしい音。 もう一度表紙に戻ると、水滴といっていいのか、私たちが忘れてしまうこの世のかけらが散りばめられたような、ぽつぽつと凹凸のある表紙を手で撫でる。小さくて大切な何かに触れている感覚が指先に残った。 小さな一冊に込められたこの一篇の詩は、一瞬を詠むようで、一生を詠むような詩。 この本を手に取ったあなたと、グラスに水を注ぎ合いながら話してみたくなる一冊。 ----------------------------------- 『一杯の水を注ぐ手紙』 著者・装丁:池田彩乃 仕様:85mm×138mm 全16ページ 発売日:2017年10月6日 ----------------------------------- 《著者プロフィール》 池田彩乃 詩人、デザイナー、遊びを思いつくひと。 1990年、滋賀県生まれ。 2010年、私家版の詩集の制作をはじめる。2020年の企画「星渡りの便り」 以来、手紙の形式でも詩を届けるように。2021年より企画「誕生日のための詩」 をはじめたことにより、言祝ぐことを活動の真ん中に灯している。 並行して2019年より「おめでとう」という屋号を持ち紙のものづくりのお手伝いにも取り組む。 2021年ゆるやかに開業。2022年、出版業として「言祝出版」をはじめる。
MORE