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『いつも来る女の人』/ 片岡義男
¥1,980
思いついたことを ふと誰かに話してみたり あーでもないこーでもないと つぶやく言葉を書き連ねてみたり 著者の描く書く人々の 書く前や書いている途中 そこに漂う空気感を じっくり味わうことのできる1冊です ----------------- 『いつも来る女の人』 著者:片岡義男 発行:株式会社左右社 装画:狩野岳朗 ブックデザイン:鈴木成一デザイン室 印刷・製本:音羽印刷株式会社 -------------------
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『茶酔叢書 巻ニ』/ 茶酔
¥3,000
巻一ももちろん 作り手の愛が溢れる1冊だったのに 巻二はそれをぐんっとレベルアップした 愛を超えた熱気を感じる 作り手のみなさんは それはもうお茶についていろいろ 調べたり知ったりしているはずなのだけれど 本書を読み進めていくと お茶についてどんどん詳しくなる というよりは お茶について、お茶酔いについて どんどん知りたくなり 記述されている香りを、味を 自らも感じたいと思わせてくれる 好きなものを共有するひとりとして 読者を歓迎してくれる 「お茶酔い」やお茶だけでなく 「茶酔」というコミュニティの虜になる1冊 ------------- 『茶酔叢書 巻ニ』 著者:後藤桂太郎 発行:機微社 装丁:後藤桂太郎 マンガ:最後の手段 題字:三重野龍 企画:茶酔(菊地翼、後藤桂太郎、坂間菜未乃、吉田芽未) 写真:サウスアベニュー、菊地翼 印刷:藤原印刷 ----------------------
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『茶酔叢書 巻一』/ 茶酔
¥3,000
真っ青の表紙に吸い込まれるように 本書を手に取ると 微かに鼻の奥に抜ける インクの香りに手招きされて たちまち「お茶酔い」の世界へ 捲るたびに作り手の愛を感じるページ 終わってしまうのがもったいなくて 何度も同じところを読み返したり 読みながらお茶を煎れたりして ついつい長居してしまう1冊です ------------- 『茶酔叢書 巻一』 著者:後藤桂太郎 発行:茶酔 装丁:後藤桂太郎 マンガ:最後の手段 題字:三重野龍 企画:茶酔(後藤桂太郎、坂間菜未乃、菊地翼、吉田芽未) 印刷:藤原印刷 ----------------------
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『たまたま生まれさせられたあなたへ』/垂井真
¥1,300
昨年の1月末 著者の垂井真さんは ご自身の誕生日に本を購入した方へ 購入者それぞれの誕生日にまつわる 掌編を書いて贈る という企画をした 本書はその時に綴られた22名への掌編が ぎゅっと1冊になったもの 1年のうちの"その日"は わたしにとっては何気ない日でも あるひとにとっては気怠い日だったり はたまた誰かにとっては とっておきの喜びに満ちた日かもしれない いろんな心が宿る"その日"は ⚪︎月×日という数字でたまたま交わる そんな偶然に気づいたわたしたちは 少しうれしくなったり 気まずくなったりして "その日"をそれぞれに過ごしていくのだろう 日付の向こう側にいるあるひとへ 想いを馳せたくなる1冊です✉️ --------- 『たまたま生まれさせられたあなたへ』 著者:垂井真 装画:阿部りり音 装丁:domeki 出版:放課後 印刷・製本:株式会社イニュニック -----------
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『水辺のできごと』/ megumireland
¥1,000
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ある夏の日のこと 小学生のめぐちゃんは 楽しみにしていた校外学習を 高熱で休んだ ぼんやりと天井の模様をなぞるように その世界に入り込んでいくと 物語はじわりじわりと輪郭をもち 「続きが読みたい」と 「細部まで見逃したくない」の 2つの気持ちが拮抗する 何度も何度も読み返し、 あらゆる角度でこの日を見つめたい 没入感のたまらない1冊 * ------------- 『水辺のできごと』 著者:megumireland 発行:穴の中 印刷:株式会社グラフィック ------------------
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『34.231895 , 135.1632732』/ メグマイルランド
¥1,650
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和歌山市の旧西本組本社ビルを舞台に 現実とフィクションが 幾重にも重なり紡がれる 不思議な物語 読み終えた後は 眼に映るいつもの景色も ささいな暮らしの音も 風に運ばれる香りも その全てが鮮明に輝き出す気がする 1冊ずつ異なるタイトルの紙や文字と 物語を噛み締めるように ページを捲りたくなる造りも 奥深い1冊です ------------------ 『34.231895 , 135.1632732』 著者:メグマイルランド 発行:メグマイルランド・norm デザイン:THE OFFICE 印刷・製本:中和印刷紙器株式会社 -------------------- *メグマイルランドさんは現在マガジンハウスSHUROにて『棕櫚の木の下で』を連載中です。そちらも併せてぜひご覧ください!
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『石ころ路』/ 田畑修一郎[著]山本善行[撰]
¥1,870
静かにそっと 日々のことや目の前に起きること そしてそれに呼応する自分の感情を 見つめ、淡々と言葉に表している その中には時折翳りが浮かぶけれど 重すぎず軽すぎないのは 著者の深い洞察によるものだろうか 本書を手に取って 表紙を右に左に傾ければ 光が差したり消えたりする まるで著者の筆を表すような装幀も うつくしい1冊です◎ ----------- 『石ころ路』 著者:田畑修一郎 撰者:山本善行 装幀:野田和浩 発行:株式会社灯光舎 印刷・製本:創栄図書印刷株式会社 用紙:株式会社松村洋紙店 -----------------------
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『木の十字架』/ 堀辰雄[著]山本善行[撰]
¥1,870
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樹皮のような手触り感の表紙を はらりと捲ると現れる 静けさと柔らかさを持つ 堀辰雄の言葉たち その魅力に触れることで 著者の他作品も読みたくなるのはもちろん 堀辰雄という人物を もっと知りたくなる1冊です◎ ----------- 『木の十字架』 著者:堀辰雄 撰者:山本善行 装幀:野田和浩 発行:株式会社灯光舎 印刷・製本:創栄図書印刷株式会社 用紙:株式会社松村洋紙店 -----------------------
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『よるくまシュッカとあんしんのはな じぶんをたいせつにすること』 / え・ぶん:エミリー・メルゴー・ヤコブセン やく:なかむらふゆみ
¥2,090
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もっともっと何かを 自分に足さなければいけないような そんな気持ちに駆られて焦ったり 「だいすき」「うれしい」という気持ちが 見えなくなってしまったり 大人にもこどもにも訪れる そんな心がぎゅっと苦しくなる時 シュッカの言葉に耳を傾けて すうっと、ふうっと深呼吸をしてみれば 自分の中にあるうつくしいものが 見えてくるかもしれません ------------- 『よるくまシュッカとあんしんのはな じぶんをたいせつにすること』 著者:エミリー・メルゴー・ヤコブセン 訳者:中村冬美 ブックデザイン:城所潤+舘林三恵(ジュン・キドコロ・デザイン) 発行者:北尾修一 発行所:株式会社百万年書房 印刷・製本:株式会社シナノ -------------------
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『よるくまシュッカ ぐっすりねむれる あいの ことば』 / え・ぶん:エミリー・メルゴー・ヤコブセン やく:なかむらふゆみ
¥2,090
シュッカと一緒に すうっと息を吸って ふぅっと吐いて ふゎーあっと声に出せば 自然と身体の力がゆるんできて ゆめのたびへと出かけて行ける 読んでいるおとなも 聴いているこどもも 大きなあくびをして 心地よく眠りに誘われる1冊 ------------- 『よるくまシュッカ ぐっすりねむれる あいの ことば』 著者:エミリー・メルゴー・ヤコブセン 訳者:中村冬美 ブックデザイン:城所潤+舘林三恵(ジュン・キドコロ・デザイン) 発行者:北尾修一 発行所:株式会社百万年書房 印刷・製本:株式会社シナノ -------------------
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『Y×丂句J〈〈×カ又句』/ 漫画:メグマイルランド 詩:ウチダゴウ
¥2,200
窓から山の見えるある朝ごはん屋さん そこに集ういきものたち 思わずおなかが鳴ってしまいそうな 朝ごはんにほっこりする しかし後半に重なる言葉とともに 物語は途端に動き出し 一瞬たりとも目が離せない 説明なしにすっと あなたに手渡したい1冊です メグマイルランドさんの Instagramのアカウントに 試し読みのハイライト(「新作漫画試し読み」)もありますので、そちらもぜひ併せてご覧ください ----------------- 『Y×丂句J〈〈×カ又句』(あて字) 漫画:メグマイルランド 詩:ウチダゴウ 印刷:有限会社ヤマダスピード製版 仕様:B5サイズ 92ページ ---------------
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長湯文庫『ドップリトリップバスタイム』/ ヤマモトケイスケ
¥1,650
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目があちこちを追う 物語を読もうと思い立って 手を取ったはずなのに いつのまにかわたしが 登場人物の中にするりと なりかわっていた ひとつひとつ 自分で選択して 物語を進めていく お風呂の中が きっと楽しくなる1冊です ------------------ 長湯文庫『ドップリトリップバスタイム』 著者:ヤマモトケイスケ 装丁:角谷慶 編集:わかめかのこ 印刷:有限会社修美社 製本:大竹口紙工株式会社 発行:さりげなく ------------------------
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『心緒物語 一、春』/ 西岡郁香
¥1,000
「龍に出逢ってしまったんです」 そう語る不思議な女性に、インタビュアーも街の人も呆気に取られてしまっている。彼女の言う龍とは何を指すのか。それとも本当に存在するのか......。 あなたにもきっと重なる さまざまな心のうちを抱える 4人の女性の物語、第1編 著者初の創作小説作品です ------------------- 『心緒物語 一、春』 著者:西岡郁香 印刷製本:プリンパ 仕様:A6判、全48ページ 価格:1,000円(税込) --------------------
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『今日というより凶な今日』/ みのわようすけ
¥860
夢か現か そんなことはどうでもよく 物語とも日記とも言えない というより言いたくない 白黒つけたくないあわい世界 そんなおはなしが320話 付かず離れずの距離で 小さな手のひらサイズの 文庫本の中に住んでいる 自分の中には どんなおはなしがいるのだろう 夜に眠りにつくのが いつもより楽しみになる ぼーっとするのが より一層心地よくなる そんな1冊です♩ ----------------------- 『今日というより凶な今日』 著者:みのわようすけ 印刷:モリモト印刷 初版発行日:2013年5月11日 *弊店にあるのは第4版です 仕様:文庫本サイズ、198ページ --------------------
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『たんぱく質』飴屋法水
¥3,520
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「こういうものだよね」 「仕方ないよね」 そうやってうやむやになってしまうこと 自由を得たようで不自由であること 大衆の顔色を伺って つい口をつぐんでしまうことが そのまま綴られている いつかは必ず 私たちは死を迎え この地球も消滅を迎える それなのになぜわたしたちは 何かを残そうとしていて 何かを殺して食べて 生きているのか 肯定せざるを得ないこの「生」を 時には淡々と 時には熱がこもった言葉で 著者は表現する ジャンルに括りたくない1冊 ------------------- 『たんぱく質』 著者:飴屋法水 編集・発行者:加藤木礼 発行所:palmbooks 装幀:仁木順平 印刷・製本:株式会社シナノ 発行日:2024年3月22日 仕様:A5変形(正方形)、全144ページ -------------------
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『するべきことは何ひとつ』/ モノ・ホーミー
¥1,650
SOLD OUT
現実的でざわざわしたものを 少し傍に置いて潜り込むと、 全身の力がふうっと抜けてしまう ちいさな物語たちの世界 それはまるで 湯船に浸かって、 湯気をぼーっと眺めているような気分。 お風呂の中で読めるように 耐水紙を使って作られた、 お風呂と本が好きな方には夢のような1冊。 お風呂で読んでもいいし カバンにそっと忍ばせて ひと駅分の移動とか歯医者の待合室とか そんな少しだけ身体も心も強張ってしまう時に 読むのもとてもおすすめです♩ ---------------------- 『するべきことは何ひとつ』 著者:モノ・ホーミー 装画:木村直広 装丁:古本実加 編集:稲垣佳乃子 熊谷麻那 発行:さりげなく 印刷:有限会社修美社 製本:大竹口紙工株式会社 仕様:A6(文庫本サイズ)、全160ページ -------------------------------
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『半睡』 佐々木敦
¥1,760
SOLD OUT
あるひとりの視点 心と頭のふたつで絡み合ったものを 覗き見しているような物語 つかめそうでつかめない わかりそうでわからない 対極にあるものを 行ったり来たり 読み手の心に共感と混乱を 同時に連れてくるような読後感 読み終わっても この物語の余韻が頭から離れなくて もう一度、また一度読みたいと 思わせてくれます たとえ数ヶ月に渡る読書になったとしても 一見必要のないと思われるようなところまで 1ページも余すところなく読んでいただきたい 眠れない夜に読み耽りたい物語 カバーをつけた時と外した時で 質感が異なる造りも 個人的にお気に入りです♩ ---------------------- 『半睡』 著者:佐々木敦 装幀・組版:佐々木暁 写真:かくたみほ 発行:株式会社書肆侃侃房 印刷・製本:モリモト印刷株式会社 仕様:四六判変形上製 全186ページ 発行日:2021年10月6日 ------------------------
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『星々 vol.3』hoshiboshi
¥1,650
オンライン文芸コミュニティ 「星々」さんの文芸誌 140字小説や 短編小説など それぞれの著者が 著者自身にしか持っていない輝きを 伸びやかに表現した作品たち それらがぎゅっと詰まった1冊です 作品に添えられた 小説家ほしおさなえさんの あたたかな文体の選評は 自分では気づかなかったような 様々な異なる視点を知ることができ 作品をより立体的に 感じられます 第3号は「映画」の特集 「映画」にまつわるインタビュー記事や エッセイ、短編小説、コラムなど 読んでいると 小説と映画の違いが ふわっと香り そのどちらも愛おしくなりました しばらく小説から離れていた方や 短編小説が好きな方に 特におすすめの1冊です♩ オープン当初に 取り扱わせていただきました 羽田繭さんの『とおい、ちかい、とおい』 刊行記念小特集も掲載されています -—————— 『星々 vol.3』 編集・発行:hoshiboshi 印刷・製本 緑陽社 発行日:2023年5月21日 仕様:A5判 全234ページ ———————
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『蛇の棲む水たまり』梨木香歩・鹿児島睦
¥2,200
SOLD OUT
宝箱を開けるような気分で、折り目をつけるのを躊躇しながら厚い表紙をめくり、真っ黒の紙に綴られる物語とクリーム色の背景に浮かぶうつわを目で追ってしまう美しい装丁。 クレヨンや、色鉛筆のような、子どもの頃に親しんだ匂いがページをめくるたびに香ってきます。 ひとつ、またひとつとその香りを追うと、自分の中にいる幼い自分にじんわりと戻るような、そんな気持ちになる文体がとても心地いい。あの頃、それで?それで?と目を輝かせていたように、自然と物語の世界に惹き込まれてしまいます。 自分を別の何かに変えたくて、何者かになりたくて走り続けている人は多いのではないでしょうか。 そんな人にこそ、そっと水たまりを覗くようにこの物語に出逢ってほしいです。 きっと、走って息を切らした身体に、柔らかな空気を贈ってくれるはず。 《ブルーシープさまの紹介文》 「陶芸家の鹿児島睦さんの展覧会が開かれます。新作の器を見て、そこからお話を作っていただけませんか」 依頼を受けた作家の梨木香歩さんは、色や形のさまざまな器に草花に馬や象、蛇などの生き物が描かれた200点の作品を1枚ずつ、何度も繰り返し見ながら物語を紡ぎました。梨木さんの物語を受け取った鹿児島睦さんは、何度も読んで反芻し、ラストシーンに新しい1枚を制作しました。 このようにして生まれた本です。水たまりを見つけのぞき込む馬のように、水たまりに棲む蛇に、会いにいってください。 ----------------------------------- 絵本『蛇の棲む水たまり』 文:梨木香歩 器:鹿児島睦 企画・編集:永岡綾 撮影:清水健吾 ブックデザイン:サイトヲヒデユキ 印刷・製本 株式会社アイワード 仕様:A5判変形上製 全68ページ 発行所:ブルーシープ株式会社 発売日:2023年10月7日 ----------------------------------- 《著者プロフィール》 梨木 香歩 作家。小説に『西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集』『丹生都比売 梨木香歩作品集』(新潮社)、『家守綺譚』(新潮文庫)、『海うそ』(岩波書店)、『椿宿の辺りに』(朝日新聞出版)など。エッセイに『ほんとうのリーダーのみつけかた』(岩波書店)、『炉辺の風おと』(毎日新聞出版)など。児童文学作品に『岸辺のヤービ』(福音館書店)などがある。 鹿児島 睦 陶芸家・アーティスト。美術大学卒業後、インテリア会社勤務を経て、創作活動に専念。福岡市内のアトリエにて陶器やファブリック、版画などを中心に制作している。日本国内のみならず、ロサンゼルス、台北、ロンドンなどで個展を開催。国内外のブランドへ図案提供、国際的なアートプロジェクトへの参加など、その活動は多岐に渡る。
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『とおい、ちかい、とおい』羽田繭
¥1,320
SOLD OUT
つるっとした表紙をぱらぱらとめくると、爽やかな青空のような香りがする。微かに空気を含んだような紙に、静かに綴られた6編の物語。 何をここで語ってもネタバレになりそうなほど、小説に慣れていない方でも読みやすい物語かもしれない。 しかしこの本は何度も読んでこそ、物語の持つ奥深い、言葉にできない何かに触れることができるようにも思えてくる。 遠い誰かの物語のようで、自分の物語の一部のよう。はたまた、数キロ先の隣町で起こっている出来事なのだろうか。 学生の頃に、思春期の頃にこの本に出逢えていたなら。ページをめくる手が進むにつれ、何度もそう思った一冊。 《星々さまの紹介文》 デパートに勤める女性の抱く、親しい人に対するものでも世界全体に対するものでもない、かすかな接点しかない人たちのための願いを描いた「とおい、ちかい、とおい」、少年と人の姿をしたロボットの交流を通し、心とはなにかを探る「棄ロボット譚」、郊外の書店で働く私と本を万引きしてしまった女子中学生が「泣く」行為を通して気持ちを通わせる「そこは私が先にいた場所」など、身近な場所から現代社会を照らし出す短編全6編。 人の中で暮らしていても、人はみな孤独を抱えている。孤独を受け入れつつ、外からやってくるなにかに手を伸ばす。そのなにかもまた自分と同じように孤独なものであると感じつつ……。 逃げ場のない現実のなかで自分を保ちながら生きようとする人々の魂の物語。 目次 とおい、ちかい、とおい 棄ロボット譚 顔 再会日和 You are what you eat. そこは私が先にいた場所 ----------------------------------- 『とおい、ちかい、とおい』 著者:羽田繭 装画:しまざきジョゼ 装丁:mikamikami 発行:hoshiboshi 印刷・製本:株式会社ポプルス 仕様:B6判 全158ページ 発売日:2023年5月21日 -----------------------------------
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