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とおい、ちかい、とおい

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つるっとした表紙をぱらぱらとめくると、爽やかな青空のような香りがする。微かに空気を含んだような紙に、静かに綴られた6編の物語。

何をここで語ってもネタバレになりそうなほど、小説に慣れていない方でも読みやすい物語かもしれない。

しかしこの本は何度も読んでこそ、物語の持つ奥深い、言葉にできない何かに触れることができるようにも思えてくる。

遠い誰かの物語のようで、自分の物語の一部のよう。はたまた、数キロ先の隣町で起こっている出来事なのだろうか。

学生の頃に、思春期の頃にこの本に出逢えていたなら。ページをめくる手が進むにつれ、何度もそう思った一冊。



《星々さまの紹介文》

デパートに勤める女性の抱く、親しい人に対するものでも世界全体に対するものでもない、かすかな接点しかない人たちのための願いを描いた「とおい、ちかい、とおい」、少年と人の姿をしたロボットの交流を通し、心とはなにかを探る「棄ロボット譚」、郊外の書店で働く私と本を万引きしてしまった女子中学生が「泣く」行為を通して気持ちを通わせる「そこは私が先にいた場所」など、身近な場所から現代社会を照らし出す短編全6編。

人の中で暮らしていても、人はみな孤独を抱えている。孤独を受け入れつつ、外からやってくるなにかに手を伸ばす。そのなにかもまた自分と同じように孤独なものであると感じつつ……。

逃げ場のない現実のなかで自分を保ちながら生きようとする人々の魂の物語。

目次
とおい、ちかい、とおい
棄ロボット譚

再会日和
You are what you eat.
そこは私が先にいた場所

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『とおい、ちかい、とおい』

著者:羽田繭 
装画:しまざきジョゼ
装丁:mikamikami
発行:hoshiboshi
印刷・製本:株式会社ポプルス

仕様:B6判 全158ページ
発売日:2023年5月21日

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